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ガヤルド計画倒産、不動産建築費持ち逃げ事件とは?スルガ銀行が融資、スマートデイズのシェアハウス「かぼちゃの馬車」と似た手口・スキームでサラリーマン投資家が被害に。

ガヤルド計画倒産、不動産建築費持ち逃げ事件とは?スルガ銀行が融資、スマートデイズのシェアハウス「かぼちゃの馬車」と似た手口・スキームでサラリーマン投資家が被害に。

スマートデイズ、ゴールデンゲイン、フューチャークリエーションズ。

これらは不動産業者の名前であるが、スルガ銀行と組んで融資を行ったサラリーマン投資家が、契約通りサブリース賃料を受けることができず、問題となっている。

今回新たな問題が発覚したのはガヤルドという会社で、驚きの手口となっている。

ここではガヤルドがサラリーマン投資家を騙した手口についてみていきたいと思う。

⇒【銀行融資二重契約オーバーローンについてわかりやすく解説

ガヤルドは一棟アパートをスルガ銀行の融資で販売。サブリース契約付き。 

ガヤルドが販売していたのは東京都内の一棟アパート。価格帯としては1億円~1億5,000万円程度のものが多かった。表面利回りは8%前後。

不動産販売会社を経由して一棟アパートの販売を行っており、不動産販売会社はスルガ銀行お墨付きの物件、ガヤルドがサブリースで家賃収入を保証するので、手間がかからず安定した不動産賃貸経営ができると説明した。

これらの営業トークに騙された多くのサラリーマンが、スルガ銀行から金利3.5%で融資を受け、ガヤルドの一棟アパートを契約。

表面利回り8%前後の物件に対して金利3.5%で30年間の融資を受けた場合、元金を含めた銀行への返済は約7%となる。

ここに空室リスク、広告料、修繕費、新築プレミアム家賃、固定資産税などを考慮すると、健全な不動産賃貸経営ができないことは明かではあるが、サブリース契約があるということで契約してしまったのだろうか。

だがガヤルドの手口はもっと悪質で、不動産オーナーを困らせることとなった。

⇒【スルガ銀行が不動産業者から好まれる理由とは

ガヤルド、建物の建築代金持ち逃げ。 

ガヤルドと契約したサラリーマン投資家の多くは、予定されていた時期になってもアパートが完成していなかった。

不動産販売会社に確認すると間もなく完成といわれるようだが、一向に完成する気配はない。

驚くことにアパート完成までの銀行返済はガヤルドが行うという契約となっており、金銭負担が発生していないことから、不動産オーナーも完成の時期はあまり気にしなかったのかもしれない。

そしてさらに驚くことに、アパートが完成していないにもかかわらず、スルガ銀行の融資担当は建物が完成していると判断して、ガヤルドに対して建物代金の支払いを実行していたようだ。

ガヤルドは建築会社に支払いを行っておらず、アパートの建築はストップ。悪質なケースでは更地のまま残されている場合もあるそうだ。

ガヤルドは建築代金を持ち逃げしたのである。

⇒【サラリーマンの不動産投資の始め方とは?書籍・セミナーをどのように活用すべきか?

ガヤルド、サブリース契約解除、倒産へ。ガヤルドとスルガ銀行のスキームとは? 

2017年7月に事態は更に悪化する。

ガヤルドの床西紀彦社長から、アパート完成までの銀行返済を行うことができないという通知が不動産オーナーに届く。

この通知によって今まで金銭的な負担が発生していなかった不動産オーナーは、家賃収入がない中で、給与所得から銀行返済をせざるを得なくなった。

さらに同月、サブリース契約を解除するという内容の通知も届いた。

ガヤルドは土地を相場の1.5倍くらいの値段で販売し、利益を得ていたと思われるが、スルガ銀行のシェアハウス不正融資の問題を受けて、新規融資がストップしたことで資金繰りに行き詰まった可能性が高い。

ガヤルドはおそらく次の物件を販売するために、スルガ銀行からの融資をあてにして、新規の土地を仕入れていたが、それらが当初の計画通りに行かなくなったのだろう。

ガヤルドは計画倒産という話も出ているが、当初からそのつもりだったのかは明らかになってはいない。

ただ計画倒産のつもりはなかったとしても、ガヤルドとスルガ銀行が作り上げたスキームには無理があったと言わざるを得ず、遅かれ早かれ破綻することは明かであっただろう。

今後の調査で真相が明かになるかもしれない。

⇒【建物相当分の消費税還付の最新の方法をわかりやすく解説

ガヤルド計画倒産、不動産建築費持ち逃げ事件まとめ 

世間的に認識されているのは、スマートデイズのシェアハウス「かぼちゃの馬車」の問題だが、それ以外にもスルガ銀行と不動産業者が絡んで返済に行き詰まっている案件は多い。

今回のガヤルドの事件は、建築費持ち逃げというより悪質な案件だ。

今後も同様の案件が出てくる可能性があり、スルガ銀行が絡んだ不正スキームの影響はまだまだ続きそうだ。

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