サラリーマンが不動産投資物件を取得した場合には、不動産管理会社を起用することが多いだろう。ただ毎月不動産管理会社に支払う管理手数料は決して安くはなく、自主管理を検討している人もいるのではないだろうか?
ここでは不動産管理会社に支払う手数料の一般的な相場と、サラリーマン不動産投資家は不動産管理会社を使うべきなのかについて、紹介していきたいと思う。
目次
不動産管理会社の業務内容とは?空室募集、家賃回収、入居者からのトラブル対応、物件管理。
不動産管理会社の業務にはどのようなものがあるのだろうか?空室募集、家賃回収、入居者からのトラブル対応、物件管理などがあげられる。
空室募集は空室があれば対応することとなるが、自社でのみ募集する場合と、他の不動産会社を使って募集する場合があるので、どちらに該当する管理会社なのかは確認しておいた方が良いだろう。また、紹介されるがままに管理会社を使ってみたが、その不動産会社は売買専門で管理はほとんどやっていないというケースもあるので、自分で現地に足を運んでしっかりと確認するのが良いだろう。
家賃回収は不動産管理会社を使っていれば、入居者は不動産管理会社に振込することとなる。回収した家賃は10日や15日など決められた日にオーナーに対して支払われる。もし滞納があれば入居者に連絡をして回収に向けて対応する。
トラブルがあった際には入居者のトラブルにも即時に対応してくれるし、物件に問題があった際にも、速やかに対応してくれる。
不動産管理業務は付加価値を出すことが難しい業務であるため、サラリーマン投資家や時間があまりない人であれば、不動産管理会社を使用するのが良いだろう。
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不動産管理会社の手数料相場とは?5%が一般的?地域や物件によって異なる。キャンペーンで無料のところも。
不動産管理会社の管理手数料は一般的に5%と言われることが多いが、地域や物件によって異なる。私が使用している管理会社では最も安いところで2%、最も高いところで6%となっている。傾向としては、地場の不動産管理会社であれば管理手数料は安く、全国的に有名な管理会社であれば手数料は高くなる。
新規にできた管理会社や顧客獲得に力を入れている管理会社は、1年間管理手数料無料のようなキャンペーンをやっているところもある。費用的には魅力的ではあるが、初心者であればまずは実績のありそうな管理会社を使用するのが良いだろう。
また管理会社は地方の物件を保有している場合でも、一度は訪問して面談することをおすすめする。実際に現場を見ることでわかることも多いし、その後メールや電話でやりとりをするにしても、一度顔を合わせておいた方がやりやすい。
不動産管理手数料は交渉可能か?物件を紹介してもらうなら手数料は値下げしないほうが良い?
不動産管理手数料は一般的に5%前後ではあるが、交渉することは可能である。交渉は部屋数が多いほうがやりやすい。管理する側にとって、10部屋の部件と100部屋の物件では、部屋数が多いほうが多少手間はかかるが、10倍手間がかかるということはなく、部屋数の多い物件の方が好まれる。もし大型の物件を保有しているのであれば、交渉はしやすいので、してみるもの良いだろう。
ただ交渉できるとしても1%程度であり、もしその不動産会社と長期的な関係を構築していていきたいのであれば、交渉しないほうが良いだろう。例えば地場の不動産会社で、地場の地主を多く抱えているような不動産会社であれば、お買い得な物件の売却情報を回してくれる可能性は高くなる。
その場合には管理手数料の交渉をしていないほうが印象は良くなるのは言うまでもないだろう。もしお得な物件が回ってくれば、管理手数料を大きく上回る利益となるだろう。
【不動産管理会社】の業務内容や手数料相場についてわかりやすく解説まとめ
サラリーマン投資家であれば不動産管理会社は使用した方が良いが、業務内容はしっかりと理解しておく必要がある。また投資家によっては管理会社に上から偉そうな態度で接して嫌われる投資家もいるが、あくまでビジネスパートナーとして対応に接する必要があることも忘れないで欲しい。
管理会社の協力なしには不動産投資が成功することはない。定期的に訪問して顔を合わせておくと、良好な関係を維持しやすいだろう。
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