注目の記事 PICK UP!

【サブリース契約】の詳細を不動産投資初心者にわかりやすく解説。家賃収入が保証されると思いきや契約を解除され、サラリーマンが騙されるケースも。落とし穴と注意点とは?

不動産賃貸経営では、入居者からの家賃収入を原資として銀行へのローンの返済を行っていくのが基本となる。そして差額からその他費用を差し引いたものが、キャッシュフローとなって、現金の増加に繋がっていく。

最近ではサブリースという形態で不動産業者が家賃を保証してくれる契約形態がある。安定的に家賃収入が入ってきて魅力的に思えるが、サブリースはおすすめなのか、みていきたいと思う。

サブリースとは?不動産オーナーのメリット・デメリットは? 

サブリースとは、不動産業者がオーナーから物件を一括して借り上げ、家賃を保証する制度のこと。不動産業者はオーナーに対して毎月決まった家賃を支払うため、オーナーは入居率に関わらず安定的に家賃収入を得ることができる。

不動産業者が入居者の募集、家賃の回収、退去の手続きなど全てを対応することとなり、オーナーはこれらの業務から解放される形となる。サブリースでは満室想定家賃の10%~20%が手数料として取られるため、不動産投資の利回りは低下してしまう。

不動産管理会社に管理を任せた場合の手数料の相場は5%前後のため、一般的にはサブリースを行うことで5%~15%多く手数料を支払うこととなる。

サブリース契約で騙されるサラリーマン不動産投資家が多い?サブリース契約の落とし穴や注意点は? 

サブリースは不動産賃貸経営に不安がある人にとっては、魅力的な制度ではある。そのため、最近ではサブリースがあることを理由に、不動産投資をはじめるサラリーマンが増えている。

悪質な不動産業者は、銀行へのローン返済期間と同じく30年程度の長期間のサブリースを行い、毎月一定のキャッシュフローが必ず出ることを保証するよう見せかけて、不動産物件を購入させたりすることもある。

しかしながら、サブリース契約では、条件の見直しやサブリース契約の解除を行うことが可能となっている。突然の条件変更やサブリース契約解除でキャッシュフローがマイナスになってしまう不動産投資家も少なくない。何もせずにキャッシュフローが保証されたように見せかけられて、騙されて問題となっている人は多い。

サブリース契約は不動産業者に有利な契約。家賃収入が保証されているのは最初の数年間のみで、手数料は高額。 

日本の不動産賃貸では、借り手が有利な契約条件となっている。サブリース契約のおいては、不動産業者が借り手の立場となるため、法律で争おうと思っても、不動産業者が有利になってしまうのである。

このようなサブリースの事情を知らずに、契約をしてしまう人が多いので注意して欲しい。サブリース契約で安定的に家賃収入が得られるのは、最初の数年間のみであり、高額の手数料を支払うのはメリットが少ないであろう。

サブリースがあるからという理由で不動産投資をするというのは間違っており、楽をしてお金を稼ごうという姿勢で臨むと、どんな投資でも騙される可能性は高くなってしまう。

【サブリース契約】の詳細を不動産投資初心者にわかりやすく解説まとめ 

最近はサブリース契約を前面にアピールして、リスクの無い魅力的な投資として営業を行う、悪徳な不動産業者が増えてきている。不動産投資は悪い物件を購入してしまうと、再生するのは難しいので、しっかりと時間をかけて勉強しなければならない。

基本的にはサブリースはおすすめできないので、自分でしっかりと賃貸付けができるような不動産物件を選ぶようにしよう。

<こんな記事も読まれています>

⇒【銀行から継続的に不動産融資を受けるための方法とは?メガ大家が短期間で拡大した方法は?

⇒【不動産投資の自己資金を貯める方法。東京都内で安全に賃貸経営を行うのに必要な自己資金額とは?

⇒【銀行がサラリーマン投資家に融資する際、審査・評価するポイントとは?

⇒【サラリーマン不動産投資家の銀行融資限度額の目安とは?それ以上の規模拡大を目指すためには?

⇒【税金対策で赤字決算の場合に銀行融資が出ない理由とは?過剰な節税で規模の拡大が困難に。

⇒【住宅ローン不動産投資法をサラリーマンがすることの問題点は?実施するための方法や注意点は?

⇒【2棟以上同時購入でサラリーマンの融資限度額以上のローンが組める理由とは?

⇒【不動産短期転売で利益を出すことの問題点とは?銀行との関係やその後の融資への影響は?

関連記事

  1. 「属性」とは?サラリーマンが銀行融資を使って不動産投資を行うには重要?

  2. サラリーマン不動産投資家がサブリース・家賃保証にだまされる理由や罠・落とし穴。

  3. 収益不動産が売れない・売却できない場合の対処方法をわかりやすく解説。

  4. 【固定資産税】をわかりやすく解説。計算・支払い方法や不動産を売却した場合の清算は?

  5. 不動産物件購入後の業務・やることを初心者にわかりやすく解説。不動産管理会社とのやり取りとは?月次報告…

  6. 「一法人一物件スキーム」崩壊で不動産価格が下落?銀行から一括返済や高額な金利を求められるケースも。

  7. 【建物譲渡権利付き借地権】をわかりやすく解説。不動産投資でおすすめしない理由は?

  8. 不動産投資情報を無料ブログで収集するのは有効か?不動産投資家、不動産販売会社、不動産コンサルタント、…

  9. 自宅(マイホーム)売却で損失が発生したら税金の還付を受けられるのか?不動産投資家が解説。

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

最近の記事

人気記事

アーカイブ

PAGE TOP