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スルガ銀行シェアハウス不正融資問題がサラリーマン不動産投資家や不動産業界に与える影響とは?

スルガ銀行はサラリーマン向けの不動産融資を積極的に行い、多くのサラリーマンが不動産投資家となった。その意味でスルガ銀行が不動産業界に与えた影響は非常に大きい。

ところがスマートデイズ社が運営する女性向けシェアハウスかぼちゃの馬車が破綻し、多くのサラリーマン投資家が返済に窮しているが、このスキームの大半の融資をしていたのもスルガ銀行で、今大きな問題に直面している。

ここではスルガ銀行のシェアハウス向け不正融資がサラリーマン投資家に与える影響について、みていきたいと思う。

スルガ銀行シェアハウス向け不正融資発覚以降のサラリーマン不動産投資家に対する融資姿勢や状況とは? 

スルガ銀行は2017年末頃まで、サラリーマン不動産投資家に対してフルローン・オーバーローンを連発してきた。シェアハウス向け不正融資問題では、書類の改ざんにスルガ銀行員が関与していたかが議論されているが、その他の不動産融資に関しても同様の手口が行われており、多くの自己資金がないサラリーマンが不動産物件を購入することが可能となった。

2018年に入ってスルガ銀行の不正融資が問題となって、スルガ銀行の不動産融資に対する姿勢は大きく変わってきている。今までは審査のスピードが速く、独自の審査基準で不動産融資を行ってきたため、多くの不動産業者がスルガ銀行は好まれてきたが、現在は不動産向け融資をストップしている状況だ。

正確に言えば、ストップしているというよりは正常に戻ったというのが適切かもしれない。今までは改ざんされた書類をベースに融資審査が行われていたが、今では通帳などの現物確認が必須となっており、正攻法で融資審査が通るサラリーマンはほぼいなくなっている。

⇒【スルガ銀行のシェアハウス不正融資問題を解説

⇒【スルガ銀行のシェアハウス不正融資問題が株価や業績に与える影響を解説。

スルガ銀行のサラリーマン向け融資で不動産投資はブームへ。融資引き締めで不動産価格下落となるか。 

スルガ銀行が積極的に不動産に融資することで、サラリーマンの不動産投資はブームとなった。しかしながら、スルガ銀行の融資が引き締まったことで、不動産業界は大きな転換点を迎える可能性が高い。

特にスルガ銀行の融資エリアは全国で、地方の高利回り物件にも積極的に融資をしてきたが、今後地方の物件に融資を付けるのは難しくなってくるだろう。そうなれば地方の物件の価格は下がっていく可能性が高そうだ。

少し時間はかかるかもしれないが、今後は不動産に対する買付需要が減り、不動産価格はピークを迎えて、今後緩やかに下落していくだろう。

⇒【スルガ銀行不正融資問題、ガイアの夜明けで特集へ

⇒【スルガ銀行、不正融資問題で異例の前期決算下方修正へ

スルガ銀行シェアハウス不正融資問題がサラリーマン不動産投資家や不動産業界に与える影響まとめ 

ここ数年、スルガ銀行は不動産業界を牽引してきた。スルガ銀行が不動産価格を決めていると表現する不動産業者もいたりした。

シェアハウス向け不正融資問題で、今後サラリーマンに対する不動産融資は正常化していくことだろう。これをきっかけとして、高騰していた不動産価格が落ち着くのかに注目が集まる。

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