シェアハウス向け不正融資で渦中のスルガ銀行、今後しばらくは新規の不動産融資は期待できない状況となっている。
サラリーマン投資家の中にはスルガ銀行から融資を受けている人も多いのではなだろうか?ここでは2018年最新のスルガ銀行金利交渉について紹介していきたいと思う。
目次
スルガ銀行金利交渉のチャンス到来か?シェアハウス向け不正融資で新規不動産への融資は出にくい状況。
スルガ銀行から不動産融資を受けている人にとっての悩みは金利の高さだろう。通常は4.5%、首都圏に限っては3.5%と他の銀行と比較しても群を抜いて高い金利となっている。
スルガ銀行が積極的に不動産融資を行っていた時には、今後の借入の可能性もあったので、あえて金利交渉を行わないという方法もあった。しかしながらスルガ銀行は現在シェアハウス向け不正融資が問題となっており、今後しばらくは不動産向けの融資はほとんど出さないだろう。
となるとスルガ銀行に高い金利を払い続けている意味は無くなってくる。スルガ銀行も新規融資がほとんどストップしている中で、借換されてしまうと収益源が無くなってしまうので、その状況をうまく逆手にとって金利交渉を仕掛けるチャンスであるとも言える。
スルガ銀行シェアハウス向け融資では金利1%台に引き下げた事例も。ペイオフ上限を上回る預金はリスクとなるため、交渉の材料に。
スルガ銀行はシェアハウス向け融資では、金利交渉に応じており、中には1%台まで金利引き下げに応じたとの情報もある。運営がうまくいっていない投資家に対して金利を優遇しているのに、しっかりと運営している投資家の金利を優遇しないというのは、おかしな状況だろう。
スルガ銀行から融資を受けている投資家の多くは、定期預金や積立定期預金といった形でスルガ銀行に多額の預金をしている人も多いと思う。シェアハウス向け不正融資の影響がいまだ読めない中では、ペイオフ(預金保険制度)上限となる1,000万円以上をスルガ銀行に預けておくことはリスクとなってしまう。
このあたりの状況をうまく説明すれば、スルガ銀行の金利交渉を進められる可能性は高いだろう。
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他行への借り換えを示唆しながらスルガ銀行へ金利交渉。シェアハウス向け融資の金利引き下げの不公平感や、預金に対するリスクの説明も。
金利交渉についてはまずは他行の借り換えを示唆しながら、スルガ銀行の行員と面談するようにしよう。その際にはしっかりと自分が保有する不動産の資料を準備して、順調に運営で来ていることを示すことが重要となる。
面談の中では、あくまで他行から有利な条件での借り換えの話があることを伝えながらも、スルガ銀行との関係はできれば継続していきたいということを伝える。ただ賃貸経営者として、他行から有利な条件での話が来ていれば、そちらに乗り換えざるを得ないという状況を伝えよう。
その上でシェアハウス向け融資では1%台の金利という話も聞き、しっかりと運営している投資家への不公平感や、不正融資問題でのスルガ銀行の経営に対する不安な状況から、多額の預金をしておくことのリスクなどを説明すれば、金利交渉に応じてくれる可能性は高まるだろう。
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【スルガ銀行金利交渉2018年】新規不動産融資が期待できない中、金利交渉のチャンスまとめ
銀行金利はこちらから交渉しなければ、引き下げとなることはまず無い。金利交渉が失敗しても、現状と何も変わらないだけなので、トライしない理由はないだろう。
知り合いの投資家でも金利交渉は断られたが、粘り強く借り換えを匂わせて交渉したら、一気に2%台まで下がったというケースもある。金利引き下げは大きくキャッシュフロー改善となるので、是非とも早急に取り組むと良いだろう。
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