収益性の高い優良不動産物件をなぜ売主が売却するのか、疑問に思ったことはないだろうか?そんなに収益性が高ければ、長期で保有しておけば利益を出せることは可能であるにも関わらず。
それとも紹介している不動産業者が良く見せようとしてきているのかと不安になることもあるだろう。ここでは売主が優良物件を売却する理由について、みていきたいと思う。
目次
不動産物件売却の主な理由とは?収益性とは関係のない売主の事情によるものが多い。収益性が悪くても安く購入すれば優良物件に。
不動産物件を売却する理由はさまざまであり、収益性が悪いから売却するとは限らない。代表的な売却理由としては、高齢になってきて物件の管理が手間、不動産業者が転売目的で仕入れている、相続や税金対策、など、不動産物件の収益性とは関係のない、売主の事情によるものが多いと思われる。
もし、入居率が悪くて家賃収入が入らないから売却したい、大規模修繕をそろそろ行わなければいけないから売却したい、という物件の収益性などに問題がって売りに出されている場合には、それらのデメリットを物件価格に織り込んで購入すれば、優良物件になりうる。
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不動産業者が優良物件を買わない理由とは?短期的に転売で利益が見込める激安物件以外は通常購入しない。
不動産業者が優良物件を紹介してきた場合、なぜ業者は購入しないのか疑問に思ったことはないだろうか?あまりしつこく勧められると、騙されていないか不安になることもあるだろう。
不動産業者は、短期的に転売できる物件しか購入しないのである。なかには長期的に優良物件を保有して、家賃収入で稼ぐことを業務としている不動産業者もあるが、良い物件が出るたびにすべてを購入することは予算的にも不可能である。
そのため、短期的に転売して利益が出せるほど激安物件ではないが、通常の物件と比べると収益性が高く、長期保有には適しているという物件が売りに出されて、サラリーマンなどに紹介されることは十分にあり得る。
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投資用不動産は価格次第で優良物件となる。市場価格がわかりにくく、割安に売りに出されることもある。その時のための準備を。
投資用不動産は価格次第でどんな物件も優良物件となり、絶対的に悪い物件というのは存在しない。
不動産は同じものが存在しないため、市場価格というのがわかりづらいのが特徴だ。そのため、不動産業者の査定を信じて割安に売ってしまう人や、営業にのせられて割高に買ってしまう人が存在するのである。
優良な物件が割安に売りに出されることはあり得るので、物件をしっかりと見極めることができるように、多くの物件を見て、計算しておくことが重要となる。
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収益性の高い優良不動産物件を売主が売却する理由まとめ
不動産売却の理由はさまざまで、悪い物件だから売りに出されているというわけでない。また不動産業者は基本的に短期売買で利益が出せる物件しか買わないので、優良物件を一般投資家に紹介することも多い。
収益性の高い優良物件が売りに出された時のために、しっかりと見極めができるように勉強しておくことが重要だ。
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