不動産投資をはじめたいが、自己資金がなくはじめることができないという人もいるだろう。自己資金無しのオーバーローンで物件を購入している投資家もいるが、安全に不動産賃貸経営を行うのであれば、ある程度の自己資金が必要となる。
ここでは不動産投資をはじめるための自己資金の貯め方について紹介していきたい。
目次
東京都内で不動産投資を行うために必要な自己資金とは?
もし東京都内で安全な不動産投資を行いたいのであれば、自己資金として2,000万円~3,000万円が必要になってくるが、ここまでの自己資金を用意できる人はなかなかいないだろう。自己資金がなくても、オーバーローンの融資を受けることで不動産投資をはじめることは可能であるが、自己資金が多いほうがその後の展開を考えても、望ましい。
不動産投資を行うサラリーマン世代でメインとなってくるのは30代~40代だろう。自己資金は投資で一発当てない限りは、短期間で大きな金額を貯めることができないので、中長期的な視点で取り組むことが重要となる。
一般的に22歳で大学を卒業した人が30代で自己資金を貯めて、王道の不動産投資をはじめるにはどうすれば良いのかを、考えていこうと思う。
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自己資金を貯めるには固定費の削減。自宅、車、保険などの費用削減が重要となる。
もし35歳で不動産投資をはじめるのであれば、新卒で就職後13年間で2,000万円を作る必要がある。1年間に必要な貯蓄額は約150万円。なかなか新卒後すぐの新入社員で150万円を貯蓄するのは難しいとは思うが、20代後半から30代には貯蓄金額のあげていくことが重要である。
人生において大きな支出となるのが、自宅、車、保険などがあげられる。これらの毎月大きな金額がかかる固定費用をいかに抑えることができるかが、貯蓄するためには重要となる。
自宅については通勤が可能なのであれば実家から通うのが、一番の節約となるだろう。または会社の寮に入ってしまうのも良いだろう。実家か寮に住むことができれば、年間100万円程度の節約は可能となるだろう。
車については仕事や地域によるが、東京都内に住むのであれば必要ない。車を持っていても乗るのは土日くらいであり、その頻度であればレンタカーやカーシェアリングを利用した方が、コストは大幅に安くなる。
保険についても、結婚しているかどうかによって変わってくるが、独身なのであれば死亡保険は不要にあると思うので、掛け捨ての最低限に医療保険で良いだろう。過剰な補償内容の保険をかけている人は意外と多い。
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生活コストを下げることは、不動産投資で有利になるだけでなく、サラリーマンをリタイアするにも重要なポイント。
いかに見栄を張らずに、生活コストを下げるかは、不動産投資をはじめるためだけでなく、最終的にサラリーマンをリタイアしたいのであれば、重要な要素となる。時間と金額だけを見ると道のりは長く感じるかもしれないが、生活水準を下げて毎月安定的に貯蓄をしていくと、銀行からの評価が高くなり、融資は組みやすくなる。
生活に支障が出るほどの過度な節約は必要ないが、ストレスのない範囲で、生活コストを下げる努力をすれば、その後の人生は大きく変わっていくだろう。続かなくなっては意味がないので、趣味などには使うなどのメリハリをつけても問題はない。
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不動産投資の自己資金を貯める方法まとめ
自己資金を貯めるには、なかなか根気が必要で、時間がかかることにはなるが、人生を長期的に考えた場合、努力する価値は十分にあるだろう。
不動産投資のために努力をすることができれば、その後の人生の選択肢は大きく広がり、サラリーマンリタイアへの近道にもなるはずだ。
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