人口がピークを迎え、人口減少に突入した日本で不動産投資を行うのは怖いという人は多いことだろう。確かに賃貸需要を考えた際には、人口減少によって潜在的な賃貸人口は少なくなってしまう。ただこれによって不動産投資を避けるべきなのだろうか?
ここでは人口減少と少子高齢化が不動産市場に与える影響について、みていきたいと思う。
目次
人口減少が日本の不動産市場に与える影響とは?超長期の問題であるため現時点で恐れる必要はない。
日本は確かに人口減少に転じているが、不動産賃貸経営に影響が出るのは超長期的な問題であって、現時点で恐れる必要はないと考えている。問題となるのはローン返済期間である25年から30年の間に影響がでるかという点だけである。
ローン完済まで持ち続ける場合は別として、ローンの残債が十分に減る15年~20年の間に少子高齢化や人口減少が大きく影響を与える可能性は低いだろう。不動産市況は一定周期で上下を繰り返すので、保有期間中に市況が良くなれば、その時に売却するというのが良いだろう。
東京、日本は今後人口減少していくのか?国の対策は?外人の移民などの流入の可能性は?
今後人口が減少して、高齢者が増えるという暗い状況の日本であるが、東京は世界有数の重要都市であり、今後一方的に人口が減少していくことは考えにくい。東京以外の地方都市は、エリア次第ということにはなるが、大きく人口が減少することがあれば、世界中から移民が流入してくる可能性もあるだろう。
日本は世界で最も安全な国であり、食事も美味しく独自の文化もあることから、外国からの人気も高い。そして国としても人口減少を食い止めるべく、さまざまな施策を取っているので、長期で見た場合一方的に人口が減少していくというのは考えにくいだろう。
人口減少のデメリットを上回る不動産投資のメリットとは?利回り、銀行融資、レバレッジ。
人口減少は確かに不動産投資を行うにあたってマイナス材料ではあるが、それ以上のメリットがあると考えている。
まずは投資としての利回りの魅力である。銀行金利がほぼ0の中では、不動産投資の10%前後の利回りはとても魅力的である。もし銀行金利が8%であれば、不動産投資の利回りが10%でも、不動産投資を行うことはないだろう。
そして不動産投資向けの融資は条件が良い。不動産市況が下落しても、自己資金を追加で入れることやローンの一括返済を求められることはなく、ゆったりとした時間軸で投資を行うことができる。銀行借入でレバレッジを効かせられることも大きなメリットだ。
人口減少と少子高齢化が不動産投資市場に与える影響まとめ
日本の人口減少は超長期的な問題であって、短期から中期で不動産投資に大きな影響を及ぼすものではない。また国としても人口減少を食い止めるべく対応しているし、今後外国人の移民が流入して人口が増加する可能性もある。
不動産投資は人口減少のデメリットを考えても、メリットの方が大きい投資手法である。是非とも積極的に検討して欲しい。
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