不動産投資にはさまざまな種類があり、どのような物件を購入するかは、物件を探す前から決めておくことが望ましい。ただ不動産投資初心者が書籍やインターネットなどで情報収集すると、情報が多すぎて迷ってしまうことが多いだろう。
ここでは不動産投資の種類について説明していきたいと思う。
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区分所有マンション
分譲マンションの1部屋を所有する投資方法。区分所有マンションでは、毎月管理費と修繕積立金という費用が発生する。新築区分所有マンションは属性の高いサラリーマンに営業を行う不動産業者も多く、営業された経験のある人も多いことだろう。中古物件では築数年の築浅物件から、築40年程度までとさまざまなものが販売されている。
利回りは低いが、数百万円といった小額から投資が可能で、小規模に不動産投資をはじめたいサラリーマンに人気となっている。だが、キャッシュフローを出すことは難しく、あまりおすすめすることはできない。
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戸建て住宅
戸建て住宅はファミリー層がターゲットとなり、供給量が少ないにも関わらず賃貸需要が強いことから、戸建てを中心に購入している不動産投資家も多い。アパートやマンションと比べて管理費が安く、管理会社を起用せずに自主管理をすることも可能で、ファミリー層が入居すると入居期間が長くなるというメリットもある。
築古の戸建てを土地値以下で購入し、自らリフォームして貸し出すというスタイルの投資方法も人気である。
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一棟アパート
一棟マンションほど規模が大きくなく、数千万円で購入できるアパートも多いため、人気がある投資方法。一棟マンションと比べても、固定資産税が割安であったりと、維持費用も安いのが特徴。
木造は法定耐用年数が短いが、新築であれば長期間の融資を組むことが可能。中古であっても銀行次第では長期間の融資を組める可能性はある。地方の中古アパートは高利回り物件が出ることが多く、人気となっている。
一棟マンション
一棟マンションには、低層エレベーター無しの10戸程度のものから、高層でエレベーターがある大規模なものまで、さまざま種類がある。建物の構造も鉄筋コンクリート(RC)、鉄筋鉄骨コンクリート(SRC)、鉄骨造(S)と種類が多い。
金額的には数千万円から数億円とあり、銀行から融資を受けられる属性の高いサラリーマンが対象となる投資方法。積算評価が出やすく、法定耐用年数も長くて長期間の融資が組みやすいことから、多くの投資家から人気の投資手法。
シェアハウス、駐車場(コインパーキング)、貸倉庫
その他の投資方法としては、シェアハウス、駐車場(コインパーキング)、貸倉庫などがある。
シェアハウスはキッチンやトイレ・風呂などが共有で、戸建やアパートなどの部屋ごとに貸し出す。利回りは高くなりやすいが、管理が面倒であったり、管理会社に任せると手数料は高額になる。また銀行からの融資も受けにくい。
駐車場(コインパーキング)は小さな土地から対応が可能であるが、立地が重要となる。土地と機材があればはじめることがで、少額から投資が可能。土地は借地ではじめることもできるが、銀行からの融資は使いづらい。
貸倉庫は、トランクルームやレンタルルームなど、収納スペースを貸し出すことによって賃料を得る投資方法。最近では貸倉庫の数も増えてきて、コンテナなどを借りてはじめるサラリーマンも多い。
不動産投資の種類をわかりやすく解説まとめ
不動産投資にはさまざまなものがあるが、それぞれの特徴を把握して、自分はどの手法ですすめていくのかを事前に決めておくことが重要だ。
投資手法が決まらない中で不動産業者を訪問しても、相手にされないか、詐欺的な手法を行う悪徳な不動産業者につかまってしまう可能性が高くなるので、注意が必要である。
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