スルガ銀行の不適切融資が1兆円規模と報道され、債務超過・倒産の可能性が高くなったと判断し、このタイミングで金利交渉と預金金額の引き上げを行おうことにした。2018年8月27日の週に担当者と面談を行う予定で、どのような交渉を行っていくかを考えていきたいと思う。
スルガ銀行は現在、運営がうまくいっていない投資家を中心に金利引き下げ交渉を行っているが、運営が順調な投資家は対応していない状況である。インターネット上で無料で借り換え診断ができるサービスがあるので、同時並行でそちらも行っていくことをおすすめしたい。
目次
スルガ銀行倒産に備えて預金の引き出し。預金残高はペイオフ上限の1,000万円以下に。
まずスルガ銀行に対して行おうと思っているのが、預金の引き出し。
スルガ銀行から融資を受けている人ならわかると思うが、融資実行時に「定期預金」、その後も毎月「つみたて定期預金」という形で積立を行っているため、スルガ銀行への預金残高はそれなりの金額となっている。
スルガ銀行が万が一倒産した場合、預金保険機構が保護してくれる金額の上限は1,000万円となっている(いわゆるペイオフ)。
そのため、最低でもスルガ銀行の預金残高が1,000万円以下となるように話をしたいと思っている。
スルガ銀行との金利交渉の3つのポイントとは?
そしてもう1つは金利交渉。私は2018年初に金利交渉を行っており、借入金利は4.5%から3%前半に引き下げることに成功した。
スルガ銀行の担当と電話で話した際には、金利の引き下げは対応したばかりであるため、原則的には難しいとの念押しがあった。
それは理解しつつも、今回は交渉を行っていくつもりだ。
まずは借換えの可能性。スルガ銀行がどこまで信じるかはわからないが、他行から借り換えの話が来ていることを伝える予定。前回の金利交渉時もこの点はかなり強く伝えた。
次に他のオーナーに対する金利引き下げの実態。シェアハウス「かぼちゃの馬車」のオーナーに対しては、金利を1%台にまで引き下げているとの情報もあり、健全に賃貸経営を行っているオーナーが高い金利を払い続けるのは不公平ではないか、という点を伝える。
そして最後に今後の融資の可能性が無いこと。ここまで不適切融資の影響が大きくなると、新規での不動産融資も期待できず、あえて高い金利を負担してまでスルガ銀行と取引を継続する意味が無くなっている。
もちろん融資をしてくれたことには感謝はしているので、引き続き取引の継続を希望はしているが、現在の金利水準では難しいという点を説明したいと考えている。
スルガ銀行との金利交渉の理想と落としどころは?
今回の金利交渉の理想の結果としは、金利は2%以下にまで下げた上で、預金残高を1,000万円以内にまで減らすことである。
ただ簡単引き下げ交渉に応じない可能性はあるが、少しでも引き下げたいと考えているし、このタイミングで交渉することによって、経営者としてしっかりと考えているという印象を残し、今後の金利交渉に繋げていきたい。
金利交渉に応じてくれるようであれば、預金残高1,000万円ぎりぎりで残しておこうとは思うが、スルガ銀行倒産の可能性があるので、金利交渉に応じないようであれば、全額引き上げることも考えたいと思う。
「モゲチェック」で金利1%台に借り換えも
スルガ銀行で金利を2%前後まで引き下げることができれば理想的ではあるが、現実的にはそううまくいかないだろう。現在のスルガ銀行のスタンスとしては、順調に運営できている物件や投資家の金利交渉には応じず、運営が厳しい投資家を優先して金利引き下げ対応をしているという、矛盾した状況となっている。
金利交渉は時間を要するため、スルガ銀行との交渉は進めながらも、他の金融機関への借り換え交渉も同時に進め、うまくいきそうな方を採用していくのが得策である。おすすめのサービスに「モゲチェック」というサイトがあり、こちらでは無料で借り換えの診断を行うことができる。1%台の金利に借り換えが出来た事例もあるので是非ともトライして頂きたい。
スルガ銀行で借りているから借り換えは難しいと考えている人は多いが、ある程度の返済実績があれば借り換えできる可能性は0ではない。私も実際に「モゲチェック」を利用して借り換え可能な金融機関の紹介を受けたが、既にスルガ銀行でも金利引き下げに成功しており、今後の引き下げの可能性や違約金を考えるとメリットが少ないと判断して、借り換えは行わなかった。だが実際に借り換え可能な金融機関があったことで、スルガ銀行に対する交渉の材料としては十分に使うことができた。
【体験談】スルガ銀行と金利交渉・預金引き上げまとめ
スルガ銀行の不適切融資問題は、融資を受けている投資家の立場からすれば、金利交渉のチャンスだと考えている。
8月末にスルガ銀行の担当と面談するので、また交渉の結果は報告したいと思う。
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