サラリーマンが不動産投資を始めるために必要な資金は、購入する物件によって違ってくるが、最低でも300万円、一棟マンションやアパートなら1,000万円といったところだろう。
ここ最近までは銀行も不動産向け融資に積極的であったり、不動産業者が書類を改ざんしたりしていたので、フルローンやオーバーローンの融資を受けたサラリーマンも多く、中には50万円も持っていないのに1億円以上の融資を受けたケースもあるというから驚きだ。
少ない資金で不動産投資を始めてしまうと、破綻してしまうリスクが高くなってしまうので、自分の資金量にあったやり方をしていくのが重要である。
ここではサラリーマンが不動産投資を始めるのに必要な資金についてみていきたいと思う。
300万円でワンルームや戸建てが買える
まず少ない方から見ていくと、300万円を貯めて戸建てやワンルームマンションを買っていくパターン。
300万円あれば現金買いをすることもできるし、融資を組んで1,000万円近い物件を購入することができるだろう。
ワンルームマンションは利回りも低く、管理費や修繕積立金でキャッシュフローが出ないため、よほど相場より安く買えない限りはおすすめしてない。
サラリーマンが小資金から不動産投資を始めるのであれば、築古の戸建て投資がおすすめである。
できれば融資を使わずに現金で購入し、セルフリフォームをしてコストを抑えるパターン。この手法を身に付ければ、利回り20%以上も狙うことができるし、一度セルフリフォームのやり方を覚えていけば、その後も同じやり方で物件を増やしていくことは難しくないだろう。
現金で購入していれば、その物件を担保にして銀行から融資を引くことができるので、ある程度の規模になったら一棟アパートやマンションにチャレンジすることも可能である。
一棟マンション・アパートは1,000万円以上必要
いきなり築古戸建てのセルフリフォームがおすすめという話もして、驚いた人もいるかもしれないが、サラリーマン不動産投資の王道とされてきた一棟マンションやアパートももちろんおすすめである。
ただ一棟マンションやアパートは購入金額が1億円前後となることも多く、基本的には頭金として20%くらいは持っていることが理想的となってくる。
頭金を持っておいた上で、フルローンやオーバーローンを組むという選択肢も取ることができる。
1,000万円以上の現金があれば、何かあったときに対応することができるので、自己資金がない中でフルローン・オーバーローンを組む人とは、リスクが大きく異なってくる。
最近では自己資金がほぼないようなサラリーマンがオーバーローンで1億円以上の借入をするケースが増えてきたが、将来的には返済に窮する人が続出する可能性が高く、絶対にやらないほうが良いだろう。
貯金や勉強の段階から不動産投資はスタート
現実的には1,000万円以上の現金を保有しているサラリーマンというのは多くはないため、
まずは最初におすすめした築古戸建てやワンルームマンションからはじめて行くのが良いだろう。
もしこのやり方をしたくなければ、長い時間をかけてしっかりと貯金してから始めていく必要がある。
不動産投資というと物件を購入することばかりに目が行ってしまいがちであるが、頭金を貯めたり、不動産投資の勉強をするところからスタートしている。
物件購入のことだけを考えている人が多いから、不動産業者任せになって、割高な物件を買わされてしまう人が多いのである。
不動産投資は時間と根気が必要になってくるが、楽してはじめようとすると大きな失敗をする可能性があるので、自分の資金量に見合ったリスクの投資方法をするようにしてほしい。
まとめ
サラリーマンが不動産投資を始めるなら、ワンルームマンションや戸建てなら300万円から、一棟マンションやアパートなら1,000万円以上の現金が必要となってくる。
最近では自己資金が少ないのにも関わらず、オーバーローンで1億円以上の借金をしているサラリーマン投資家も多いが、今後返済が厳しくなってくるのは目に見えているので、しっかりと自己資金を貯めて健全に経営していくことを心掛けてほしい。
貯金と勉強はすぐに始めることができるので、将来を見据えて行動すると良いだろう。
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