サラリーマンが不動産投資で成功したいと思うなら、副業や不労所得というような考え方は捨てて、賃貸経営を行う事業として考えなければならない。
将来や老後への不安から不動産投資に興味をもつサラリーマンは増えてきているが、残念ながら失敗する人は非常に多い。
本屋に行けば簡単に数億円の不動産を購入してセミリタイヤできたというような書籍が増えているというのも原因だとは思うが、そのような甘い考え方で不動産投資を始めると大抵は失敗するので注意が必要だ。
ここではサラリーマンが不動産投資で成功する方法についてみていきたいと思う。
不動産は投資ではなく賃貸経営という事業
不動産は株式投資やFX、仮想通貨のような投資という側面よりも、賃貸経営という事業として考えるべきである。
不動産投資の初心者は物件を購入することがゴールのように考えているが、そこからがスタートであり、入居者を付けてはじめて家賃収入を得ることができる。
その後も不動産管理会社と連携しながら、空室を埋めたり入居者からのクレームに対応したりしながら、満足して長期的に住んでもらえるような環境を提供し続けなければ成功することはできない。
まずは不動産投資に対してこのような考え方ができなければ、成功することは難しいだろう。
不動産投資は不労所得という幻想
不動産投資において魅力的な物件を割安な価格で買うというのも非常に重要である。
そのためには多くの時間を勉強に割いて、物件の資料請求を行い、実際に現地に行ってみてみることでしか、不動産を見る目を養うことはできない。
多くの初心者は「不動産投資=不労所得」というイメージが強く、大した作業もせずに家賃収入を得ることができると考えがちであるが、そのような人は不動産業者にだまされて失敗する可能性が極めて高いだろう。
不動産投資に限らず、事業に成功しようと思うのであれば、しっかりと自分の時間を投入して勉強していかなければならない。
それがその事業に対する参入障壁となって、その他の人との差別化要因になるのである。
不動産投資は楽して簡単にという考えで始める人が多い分、しっかりと知識と経験を積んでいけば、成功する確率は高いと言えるだろう。
知り合いの大家が成功へのカギ
不動産投資で成功するためには、知り合いの投資家の存在も重要である。
不動産の状況は日々変わっていくため、信頼できる投資家の知り合いが多ければ多いほど、有利に進めていくことが可能となる。
知り合いを見つけるためには、不動産業者ではなくて実際の投資家が開催している勉強会や飲み会に参加して、自分と同じステージだったり、少し上のステージの大家の知り合いを見つけると良いだろう。
不動産投資では物件購入後も管理会社と密にコミュニケーションを取っていかなければならず、知り合いの大家を増やしていくというのは成功に必要なスキルを伸ばしていく良い練習の機会にもなるだろう。
まとめ
不動産投資は賃貸経営という事業であるということを理解し、しっかりと自分の時間を投入して勉強と経験をしていくようにしよう。
多くの失敗しているサラリーマン投資家は、不労所得や楽して稼げるというところに注目しすぎて、最終的に不動産業者にだまされて割高な物件を買わされてしまっている。
そのような物件も知り合いの投資家がいれば気軽に相談できるので、情報収集のためにも多くの投資家と知り合っておくと良いだろう。
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