サラリーマンが不動産投資を行う場合には銀行融資を使うのが一般的ですが、どこの銀行を使えばよいかわからない人も多いと思いでしょう。
そんな時は政府系である日本政策金融公庫(通称「公庫」)はおすすめである。
ここで日本政策金融公庫についてみていきたいと思う。
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日本政策金融公庫の融資条件
日本政策金融公庫は民間の銀行よりも融資が出やすいため、初心者のサラリーマンにとっては使い勝手の良い銀行である。
融資期間が10年~20年であるため、利回りが高い物件でないとキャッシュフローを出すことは難しいが、金利は1%台とメリットは大きい。
耐用年数に対しても寛容であるため、築古の高利回り物件に相性の良い金融機関と言えるだろう。
融資金額の目安は個人であれば4,800万円、法人であれば7,200万円のため、大型のRC物件で使うことは難しい。
また女性や35歳未満・55歳以上の男性に対しても金利の優遇措置を行っているので、対象となるのか確認してみることをおすすめする。
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日本政策金融公庫は支店や担当者によって条件は異なる
日本政策金融公庫の融資条件はおおまかな目安があるものの、実際には支店や担当者によって大きく異なることが多い。
支店が違うだけで融資が出たりでなかったりすることもあるし、同じ支店内でも一度断られた物件に対して違う担当者にお願いしたら、OKが出たというケースも聞いたことがある。
優秀な担当者に付いてもらえば融資をしてもらえる可能性は高くなるので、できるのであれば実績のある知り合いの投資家から紹介してもらった方が、スムーズにいく可能性が高いだろう。
知り合いがいなくても不動産業者に紹介してもらうこともできるが、もし紹介してもらえるルートが無い場合には、店舗に行って相談してみると良いだろう。
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日本政策金融公庫のおすすめの使い方
日本政策金融公庫から融資を受ける場合、融資期間が最大20年と短いために高利回りの不動産物件を選ぶことが重要となる。
ただ耐用年数についてはあまり気にしなくてよいので、築古で高利回りの木造物件が狙い目となるだろう。
もしすでに物件を複数保有しているのであれば、立地の良い物件に対して融資を受けることも検討できる。
他の物件から十分なキャッシュフローがある前提にはなるが、融資期間が短い分、元本の減りが早くなるので、戦略的に使っていくことも有効である。
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まとめ
初心者のサラリーマン投資家にとって日本政策金融公庫は良い選択肢の一つとなる。
融資期間は最大20年と短めであるため利回りが高い物件を選ぶ必要があるが、耐用年数が関係ないのと金利が低いのが魅力的。
複数物件をもっていて十分なキャッシュフローがある場合には、立地が良くて資産性が高い物件に対して日本政策金融公庫を使うのも良いだろう。
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