収益不動産向けに銀行から融資を受ける場合、平均的な金利は2%~3%となる。
多くの人にとっては住宅ローン金利が一般的であり、1%以下で借りることができることを考えると、割高に感じる人もいるだろう。
ただ収益不動産向けの金利は住宅ローンとは全く別物であることを認識しておく必要がある。
ここでは収益不動産向けの銀行ローンを安く借りるためのコツや方法をみていきたいと思う。
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収益不動産向けに銀行からローンを受けるコツ
収益不動産を購入する際には、銀行から融資を受けるのが一般的であるが、銀行と接点があって融資の申込をできるという人はほとんどいない。
複数の銀行に口座を保有していても、銀行員と実際に面識がある人はほんの少数だと思う。
銀行は不動産向けをはじめとしてさまざまなローン商品を提供しているが、いきなり銀行の窓口に行って相談しても、収益不動産用に融資をしてくれるケースはほとんどないだろう。
もしはじめて収益不動産を購入するのであれば、不動産業者か知り合いの投資家から銀行の担当者を紹介してもらった方が、手続きがスムーズにいく可能性が高い。
自分で0から開拓すると時間もかかって効率が悪くなってしまうので、できる限り紹介してもらった方が良いだろう。
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収益不動産向けの銀行金利相場は決まっている
銀行が収益不動産向けに融資審査を行う際には、物件のスペック、属性、預金残高などさまざまな情報を総合的に判断する。
ただ審査によって金利が大幅に変わるということはなく、銀行によってある程度金利の水準が決まっているので、最初はその範囲内での融資となるだろう。
一般的には2%~3%くらいであることが多いが、銀行によって変わってくるので、できる限り事前に情報収集を行い、どの程度の金利で借りることができそうか把握しておいた方が良い。
例えばスルガ銀行であれば金利は4.5%となるが、それなのに金利が2%であれば購入しても良いと考えているのでれば、最初から候補から除外すべきである。
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銀行金利を引き下げる方法
最初の物件に融資を受ける場合の金利は交渉するのが難しいが、ある程度返済の実績を積んでいけば、その後交渉で金利を引き下げられる可能性はある。
そのためにも物件の入居率を高めて、家賃収入を貯めながら、できる限りサラリーマンとしての給与所得からも貯金をして、属性を高めておいた方が良いだろう。
預金残高が増え、銀行への返済の実績ができてくると、他行からも評価されて借り換えできる可能性が高まってくる。
その状態で金利交渉に行くと、銀行も応じざるを得ないため、その状態を目指すことが重要である。
⇒【2018年10月スルガ銀行金利交渉成功例】
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まとめ
収益不動産向けローンの金利は2%~3%が一般的で、住宅ローン金利を比べると割高である。
はじめて銀行から融資を受ける場合には、不動産業者や知り合いの投資家から銀行員を紹介してもらった方が、手続きがスムーズにいくのでおすすめ。
最初の金利は銀行によってある程度決まっているため交渉することはできないが、返済実績を積んで預金残高を増やしていいけば、金利を引き下げることは可能である。
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