2018年12月16日に札幌で発生した爆発事故は「アパマンショップ平岸駅前店」の従業員がスプレー缶のガス抜きをしていたことが原因であることがわかったが、これによって「アパマンショップ」が入居者に対して不正にクリーニング代を請求していた可能性が指摘されている。
ここでは「アパマンショップ」のクリーニング代不正請求についてみていきたいと思う。
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目次
「アパマンショップ」クリーニングの実態
今回の札幌爆発事故では「アパマンショップ平岸駅前店」の従業員が約120本のスプレー缶のガス抜きを行っていたことが原因であるが、なぜここまでの数のガス抜きをやっていたのか、疑問に思っている人は多いことだろう。
「アパマンショップ」では賃貸物件の入居者から抗菌という名目でクリーニング代を数万円単位で請求していたが、その実態としてはスプレーを撒いていただけのようだ。
「アパマンショップ」本部がスプレー缶を回収
驚くべきことに不動産仲介の繁忙期になると、そのスプレー缶を撒くことすら行っていなかったケースがあることが、元従業員の証言で明らかになっている。
ただ「アパマンショップ本部」がクリーニングを行っているか確認するために、スプレー缶の回収を行っていたため、店舗は未使用のスプレー缶がある場合にはガス抜きを行って本部に提出する必要があったとのこと。
スプレー缶のガス抜きを室内で行っていた理由
スプレー缶のガス抜きを行うのであれば通常は室内ではなく外で行うことになるが、今回は120本という異常な多さであり、外でやると人の目について不振に思われることから、室内でのガス抜き作業を行ったと思われる。
そしてその結果、今回のガス爆発が発生した。
「アパマンショップ」スプレー缶仕入れ本数で表彰
「アパマンショップ」では不動産業者が集まる全国大会で、スプレーの仕入れ本数が多い店舗の表彰を行っていたとのこと。
入居者に数万円単位のクリーニング代を請求しながら、実態はスプレー缶での作業となると利益率は相当高く、「アパマンショップ」の仕組みや制度自体がこのような不正を起こす原因となった可能性がありそうだ。
まとめ
今回の札幌の爆発事故で「アパマンショップ」の不正行為が明かになりつつあり、今後も波紋を呼びそうだ。爆発事故で死者が出なかったことが不幸中の幸いではあるが、「アパマンショップ」がどのようなコメントをするのか注目していきたい。
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