東証一部上場企業で不動産販売を手掛ける「TATERU」が、顧客の預金残高を改ざんし、不正に銀行から融資を引き出していたことが2018年末に問題となったが、この問題を受けて伊藤淳史主演の映画が公開延期になっていたことが明かになった。
ここではその詳細についてみていきたい。
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「TATERU」不祥事で映画がお蔵入り
映画自体は不正が発覚する2018年夏ごろに撮影が終了し、2019年に公開する予定だったようだが、その後「TATERU」の不正が発覚し、お蔵入りとなったとのことである。
伊藤淳史が演じるさえない主人公が「TATERU」のアパートを購入し、成功するストーリーを描いた作品のようで、「TATERU」の営業マンの中には映画化をセールストークとして使っていた社員もいたそうだ。
不動産会社がモデルの映画は異例
実際の不動産会社がモデルとなる映画はめずらしいが、TATERUは2018年4月に「インベスターズクラウド」という社名から変更し、原宿にオフィスを移転するなど、当時はイケイケ感が漂っていたとようだ。
その勢いのまま映画作成にまで取り掛かったようだが、不正が発覚してお蔵入り。伊藤淳史をはじめとした俳優にとっては、映画公開後に不正が発覚して評判を落とすよりはよかったと言えるだろう。
映画内でも顧客の預金残高改ざんを匂わせるシーンがあったのかは気になるところだ。
「TATERU」不正行為は認めるも処分は不当?
「TATERU」は2018年12月27日に特別調査委員会による調査報告書を発表し、不正行為があったことを認めている。
ただ組織ぐるみでの犯行は否定し、役員の報酬減額はあったものの、辞任したのは不正に関わっていたとされる古賀 聡氏(当時の役職は常務取締役)のみ。この処分に関しては個人的には違和感を覚え、このような不正が組織ぐるみでないことが考えにくいと思っている。
今後追加で内部告発などが出るのか、注目していきたい。
まとめ
上場企業である「TATERU」の不正行為は不動産業界に大きな影響を与えたが、実は映画業界にも影響を与えていたことが明かになった。今後も追加で情報が出るかもしれず、引き続き「TATERU」関連のニュースからは目が離せない。
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