不動産投資のプロに教えてもらいたいと考えて不動産投資塾に入ったり、コンサルを申込む人がいるが、悪質なものもあるので注意が必要となる。その塾を主催している人やコンサルが本当に不動産投資で成功しているかはしっかりと見極める必要があり、不動産投資で失敗してお金儲けのためにやっているというケースは少なくない。
不動産投資塾に入ることによって、安心できるどころか粗悪な物件を買わされてしまい、利益を抜かれてしまう可能性があるので注意が必要だ。ここでは不動産投資塾に入会する時の注意点についてみていきたいと思う。
不動産投資塾の注意点
不動産投資塾では最初に数十万円単位の高額な費用が発生することが多い。ただ不動産投資は数千万円から大きければ1億円以上の高額な買い物となってしまうため、プロに教えてもらいたいからと高額な費用を支払う人は少なくない。
冒頭にも記載した通り、その人が本当に不動産投資で成功しているかを見極める必要があるのと同時に、物件を紹介すると言いながら不動産投資塾が利益を享受している可能性があるので注意が必要だ。
不動産投資塾の物件紹介
不動産投資塾では優良な提携不動産業者を紹介するというものが多いだろう。あくまで業者の紹介であるため、不動産投資塾には利益が入らないようにも思えるかもしれないが、紹介者が物件を購入した際には不動産投資塾にも紹介料が入る可能性は極めて高いと言えるだろう。
不動産業者が物件を仲介したとしても、仲介手数料として3%+消費税が発生する。1億円の物件であれば300万円以上となるので、不動産投資塾に100万円以上の金額が流れていてもおかしくはないだろう。
物件紹介による利益構造
紹介された不動産業者が両手取引(売主からも買主からも仲介手数料をもらう)の場合には、仲介手数料は倍となる。また業者が売主となる場合には、それ以上に利益が出ている可能性があるので、注意が必要だ。
この手の業者は三為業者とも呼ばれ、スルガ銀行が積極的に融資を行うことによって、割高な物件を購入してしまう高属性サラリーマンが続出した。
⇒【「仲介手数料」を解説、減額交渉は可能?】
⇒【三為業者の詳細をわかりやすく解説】
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その他にも不動産投資塾はリフォーム業者の紹介、火災保険の紹介、太陽光発電業者の紹介など、あらゆるところで利益を上げるチャンスはある。最初の入会で数十万円とそれなりに高額な費用を取ることが多いが、それ以上に塾生が物件を購入することや付随する紹介ビジネスで数百万円単位で利益を得ている可能性があるので、注意が必要だ。
悪質な不動産投資塾の見分け方
悪質な不動産投資塾を見分けるのは簡単ではないが、まずはインターネット上やSNS上でよく調べてみるのが良いだろう。悪質であればどこかで評判を聞くことができるだろう。
初心者の段階では判断が難しいが、実際に塾に人に会ってみると良いだろう。その時はその場で入塾を即決せず、持ち帰ってから決めるようにした方が良い。相手はプロなので巧みな話術で入会を促してくることだろう。即決すれば値引きする、今はいらないと枠が埋まってしまうというのは常套句。
不動産投資初心者はセミナーで知り合いを見つける
不動産投資初心者であれば、高額な塾に入会するよりも、大家さんが集まるセミナーや懇親会に行って知り合いを増やした方が良いだろう。同じように物件を探している人に出会ってモチベーションを維持できるとともに、経験のある大家さんから有益な情報を聞けることが良い。
できれば懇親会などの場で、目標とできる先輩大家さんを見つけて、アドバイスもらえる関係を築くことが望ましい。ただそういう場所にも悪質なコンサルタントもいるので、高額なコンサルや物件紹介がきたら要注意。
まとめ
不動産投資塾は塾生に物件を販売することによって、それに付随するビジネスで多額の利益を上げているケースが多いので注意が必要だ。初心者が見分けるのは難しいが、できる限り調べてから入会を検討すると良いだろう。
初心者段階ではセミナーや懇親会に参加して、同じような立場の知り合いや少しレベルが上の大家さんを見つけて仲良くなるのが良いだろう。
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