2019年2月17日(日)に毎日新聞が『投資知識ない若者がターゲット「サブリース」悪用の勧誘広がる』との記事を掲載した。この記事で紹介された不動産会社は明らかにされていないが、「Reve Associe(レイブアソシエ)」である可能性が高い。
「Reve Associe」の悪質な手口については以下の記事にまとめているので、参照して頂きたい。
「Reve Associe」不動産販売の手口
「Reve Associe」は以下のようなうたい文句で、投資知識のない20代を中心に不動産販売を行ってきたと見られている。「住宅ローン」を不正に利用することで年収が低い人でも融資を受けることができ、また「二重売買契約」で不動産価格を水増しすることで、自己資金無しでの不動産投資を可能とした、悪質な手口となっている。
引用:Reve Associeホームページ
「20年間の家賃保証(サブリース)」の罠
「Reve Associe」が投資家を安心させたのは「20年間の家賃保証(サブリース)」である。「サブリース」はレオパレス21など大手の不動産会社でも問題となっており、聞いたことがある人は多いが、借り手が一方的に家賃を減額したり、契約を解除したりできるという、投資家にとって不利な契約内容となっている。
「Reve Associe」のケースでは20年間の家賃保証としているものの、実際には数年間で家賃が減額され、投資家の家賃収入はローン返済以下となってしまうケースは多い。
「住宅ローン」の不正利用
「住宅ローン」を不動産投資に使うことは禁止されおり、金融機関にその事実がばれてしまうと一括返済を求められる可能性がある。ただそのことを知りながらも、悪質な不動産会社は物件を販売するために「住宅ローン」を強引に活用させているケースが増えている。
「住宅ローン」の金利は一般的な不動産投資用ローン金利と比較すると大幅に低い水準であるため、投資の採算が見合っているように見えてしまうが、金融機関にばれれば一括返済を求められるし、「サブリース」契約の見直しが入れば家賃収入はローン返済以下になるリスクもあるため、安易に飛びつくのは危険である。
まとめ
不動産業界で多くの不正が明かになっているが、その多くは「自己資金不要」「サブリース」など、誰もが簡単に始めることができるように見せかけたものばかりである。楽をして儲けられる投資商品は基本的に存在しないので、そのような勧誘を受けた場合には詐欺である可能性を疑った方が良いだろう。
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