スルガ銀行から融資を受けて不動産投資を行っている人は多いとは思うが、2019年以降、金利交渉の最大のチャンスが訪れており、実際に金利引き下げに成功した投資家も多いとといいう話を聞く。2018年末に行ったアンケート調査を受けて、特に運営に苦しんでいる投資家に対しては優先的に取り組んでいるようである。
また2019年1月14日の日経新聞に、スルガ銀行の預金は2018年4月~9月期に全預金の16%に相当する6,737億円減少したとの記事が掲載され、スルガ銀行としてもこれ以上の預金流出は引き止めたい状況である。ここではスルガ銀行金利交渉の方法やコツについて解説していきたいと思う。
目次
スルガ銀行、預金流出で倒産の危機
日経新聞の記事によれば、2018年の秋に地方銀行を所轄する金融庁の銀行第二課が主な地方銀行に対して、スルガ銀行へ500億円規模の預金を依頼したようだ。
スルガ銀行の不正融資発覚以降、流失した預金は全体の16%程度で、これだけを見るとあまり影響が無いように思えるかもしれないが、預金のほとんどは不動産を中心とした融資に回していたため、スルガ銀行の手元には換金可能な有価証券がほとんどない状況で、キャッシュフローが回らずに倒産する可能性すら模様。
「定期預金」で金利交渉
このような状況下でスルガ銀行に金利交渉するのであれば、効果的なのは追加で「定期預金」を組むことである。スルガ銀行から融資を受けている人は、通常の「定期預金」に加えて、毎月一定の金額を「つみたて定期預金」としてつみたてしていると思うが、この「つみたて定期預金」や「普通預金」を「定期預金」に変更するだけでも、一定の効果がありそうである。
一番効果的なのは追加で入金をして「定期預金」をする方法であり、これができる余剰資金がある人にとっては、またとない絶好の金利交渉の機会と言うことができるだろう。
他行への借り換えも金利交渉には重要
スルガ銀行にとって最悪の事態は、他行への借り換えである。スルガ銀行と金利交渉する際には、できる限り具体的な形で他行への借り換えを匂わせた方が効果的だが、今は多くの金融機関が収益不動産向けの融資を絞っており、借り換えが簡単ではないのが実態。
ただ中には可能性がある銀行もあるので、そのあたりの事情を把握しておいた方が良いだろう。最近話を聞くのがSBJ銀行で、金利は2.5%程度で借り換えに応じてくれる可能性があるとのことだ。
預金解約も金利交渉には効果的
今のスルガ銀行の状況では、単純に預金の解約でも効果的な可能性も十分になる。スルガ銀行としてはこれ以上の預金の流出は避けたい状況であり、まとまった金額をスルガ銀行に預金している人は、金利交渉を材料にして話をしてみると良いだろう。
500万円~1,000万円単位の解約・預金流出となれば、スルガ銀行が金利交渉に応じてくれる可能性は高いと言える。また同時に他行への借り換えを検討することも重要である。「モゲチェック」というサービスでは、金利1%台への借り換えできる可能性がある。スルガ銀行から融資を受けていたら借り換えはむずかしいと諦めている人もいるかもしれないが、一定期間の返済実績があれば、借り換えを検討してくれる可能性は0ではない。
「モゲチェック」は完全成功報酬制で、借り換えが成功しない限りは手数料は発生しない。まずは無料のWeb診断をやってみることをお勧めしたい。他行の借り換えの可能性がわかるだけでも、スルガ銀行に対する金利交渉も有利に進めることができるだろう。
スルガ銀行に1,000万円以上の預金は危険
日経新聞の記事によれば、スルガ銀行の倒産はひとまずなさそうであるが、この先の状況次第ではいつ危なくなってもおかしくない状況である。万が一スルガ銀行が倒産した場合には、ペイオフで1,000万円とその利息分については保証されるもの、それ以上については戻ってこない可能性がある。
スルガ銀行に1,000万円以上の預金がある人は、今すぐに何らかの対策を取った方が良いだろう。1,000万円以上をスルガ銀行の預金するのであれば、無利息の口座にすれば万が一倒産しても保証される。今の低金利時代では利息は大したことはないので、利息を諦めてでも保全を優先した方が良いだろう。
まとめ
スルガ銀行は多額の預金流出によって、預金残高を増やしたい状況である。もしスルガ銀行から融資を受けているようであれば、この状況をうまく使って金利交渉をした方が良いだろう。また「モゲチェック」を利用すればより有利な条件で借り換え交渉ができる可能性があるので、是非この機会に無料Web診断を受けるk十をお勧めする。
もしスルガ銀行に1,000万円以上預金しているのであればリスクが高いので、何らかの対策を講じたほうが良い。
<こんな記事も読まれています>
⇒【金利1%台に借り換えできるサービス】
⇒【アパートローン金利を下げる方法】
⇒【2018年10月スルガ銀行金利交渉成功例】
⇒【スルガ銀行アンケートの回答方法】
⇒【静岡銀行に金利引き下げ交渉】
⇒【「公庫」融資状況・金利条件】
⇒【「横浜銀行」融資状況・金利条件】
⇒【「千葉銀行」融資状況・金利条件】
⇒【「東日本銀行」融資状況・金利条件】
⇒【「きらぼし銀行」融資状況・金利条件】
この記事へのコメントはありません。