不動産を持っている人は通常「火災保険」と「地震保険」に加入していると思うが、何も起きなければこれらの保険を使って求償するケースは少ないだろう。ただ「火災保険」をうまく使えば、保険会社から保険金をもらえることがあり、物件に何か問題があれば申請してみることをおすすめする。
しかしながら、保険求償をやったことがない人は、どのように保険申請をすれば良いのかわからないだろう。そこでおすすめなのが「火災保険申請代行業者」である。私は「火災保険申請代行業者」を使うことによって、「地震保険」で保険金を1,250万円多く貰うことができたのである。
ここでは「火災保険申請代行業者」についてみていきたいと思う。
「火災保険申請代行業者」とは
「火災保険申請代行業者」とは、その名の通り火災保険の申請を代行してくれる業者であり、「地震保険」についても対応してくれる。「火災保険」が適用できる物件の事故は直近のものではなくても、過去のものも申請することができるので、プロである「火災保険申請代行業者」に見てもらうと、申請できるものが見つかるかもしれない。
「火災保険申請代行業者」の費用
「火災保険申請代行業者」は完全成功報酬制であるところが多く、不動産物件を見てもらうだけでは費用は発生しない。実際に保険求償できそうな箇所が見つかって、保険が支払われた場合には、保険金の40%~50%の手数料を支払う形になる。
手数料は高額ではあるものの、自分では到底申請・求償できないような作業を代行してくれるので、「火災保険申請代行業者」を起用しなければもらうことができなかった保険金と考えれば、使う価値はあると言える。
「地震保険」求償の体験談
私は北海道札幌市に投資用の不動産物件を保有しており、2018年9月に発生した北海道胆振東部地震の被害にあってしまった。「地震保険」の求償は過去にやったことが無かったので、不動産管理会社にも立ち会ってもらいながら、2018年10月に保険会社の鑑定を行った。
「地震保険」の損害認定は「全損(保険金100%)」「大半損(保険金60%)」「小半損(保険金30%)」「一部損(保険金5%)」しかなく、物件に被害は見られたものの「一部損」認定となった。
「地震保険」は最大で5,000万円しか付保することができないため、保険金として250万円が支払われたが、実際に物件を修繕するとなると到底足りる金額ではなかったため、再鑑定を依頼しようか迷っていた。
「火災保険申請代行業者」の体験談
「地震保険」の再鑑定を依頼するにしても、知識が無いままにやっても同じ結果に終わる可能性が高いことから、知り合いに「火災保険申請代行業者」を紹介してもらうことにした。
「火災保険申請代行業者」に物件を見てもらったところ、「小半損」を引き出せる可能性があるとのことだったので、保険会社に再鑑定を依頼した。再鑑定には「火災保険申請代行業者」が立ち合い、私は立ち合いしなかった。
再鑑定の結果、見事「小半損」認定された。「小半損」の保険金は1,500万円であるため、既に支払い済みの250万円との差額1,250万円が保険会社から支払われた。ここから約500万円は「火災保険申請代行業者」に手数料として支払うことになるが、700万円以上は手元に残ることとなり、大規模修繕を行うのに十分な金額を手にすることができた。
まとめ
不動産を保有しており「火災保険」を使ったことが無いなら、「火災保険申請代行業者」を利用してみることをおすすめする。完全成功報酬制で求償できなければ費用は発生しないので、安心して利用することができるだろう。
私が利用したのは「地震保険」であるが、「火災保険申請代行業者」を起用することによって保険金を大幅に増やすことができた。もし私が起用した「火災保険申請代行業者」を紹介して欲しい場合には、コメント頂ければ紹介することも可能である。手数料も平均よりも安く、良心的な業者である。
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