東京都内の一等地にある六本木ヒルズなんどの高級ブランドマンションを保有することは、誰もが憧れることだろう。では不動産投資として考えた場合、このようなブランドマンションへの投資はどうなのだろうか?
ここではブランドマンションへの投資がおすすめなのかについて、みていきたいと思う。
目次
ブランドマンションへの投資でサラリーマンが利益を出すことは可能か?利回りが低くキャッシュフローはマイナスになってしまう?
誰もが知っている六本木ヒルズなどのブランドマンションは、表面利回りが4%前後になることが多く、高い利回りが期待できる投資ではない。もしサラリーマンが銀行からローンを借りて投資するのでれば、月々のキャッシュフローはマイナスとなってしまうだろう。
そのため、サラリーマンが行う不動産投資としては適したものではない。唯一ブランドマンションへの投資で利益を上げることができるとすれば、不動産価格値上がりによる売却益であるが、不動産市況をしっかりと見極める必要があるため、不動産業者などのプロが行うタイプの投資である。
サラリーマンが銀行借入で投資をしてしまうと、毎月キャッシュフローがマイナスで給与所得から補填する形で不動産価格の値上がりを待つとういう、精神的にも悪いためおすすめできない。
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ブランドマンションは賃貸も売却もすぐに決まる。自己資金が多い富裕層に人気な不動産投資手法。
ブランドマンションへの人気は高く、通常は広告料を不動産業者に支払わなくても、すぐに賃貸が決まるというメリットもある。また売却に出しても、短期間で買い手が付くことも多いだろう。
六本木ヒルズに物件を持っているというのは、周りに自慢できたりするので、購入したいと思っている層は一定数おり、富裕層が主に行う投資となっている。一般的な区分マンションと異なるのは、ブランドマンションであれば、そのマンションのこの間取りの物件が欲しいというようなニーズも存在する。
自己資金が潤沢にある富裕層が、中長期的な視点で投資を行うのであれば、ブランドマンションへの不動産投資は利益率の高い投資になることもありえる。
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ブランドマンション投資をサラリーマンが行うとすればどのような戦略が有効か?市況が悪い時購入して、実需の富裕層に販売。
もしサラリーマンがブランドマンションに投資を行うのであれば、不動産市況が悪い時に、入居者が付いているオーナーチェンジ物件を市場価格より割安に購入するのが良いだろう。入居者がいる間は家賃収入を得ながらしばらく保有し、退去が出た際に実需の富裕層に割高に販売することで、売買益を得られる可能性はある。
ただ不動産市況によるところがあるので、最初からブランドマンションに投資するというよりは、ある程度不動産を保有して自己資金に余裕が出てきたら、投資の幅を広げるためにブランドマンションへの投資も検討するといった形の方が良いだろう。
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【ブランドマンション】への投資はおすすめまとめ
ブランドマンションへの憧れを持っている人は多いと思うが、投資対象としてみた場合には、サラリーマンにおすすめの投資方法ではないだろう。もしブランドマンションを保有したいと思うのであれば、王道の投資手法で自己資金を貯めてから、トライしてみると良いだろう。
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