サラリーマンが不動産投資をはじめる際に、何から始めてよいか迷うことも多いだろう。不動産を取得したすぎるあまり、知識が不十分なままで不動産業者と接すると、魅力的な言葉を並べられて理想とはほど遠い物件を購入させられてしまうこともあるので注意が必要である。
自分は関係ないだろうと思う人も多いと思うが、サラリーマンの人でそのような失敗物件を購入してしまう人は意外と多い。ここではこれから不動産投資をはじめるサラリーマンが、どのように不動産の勉強をはじめていけば良いのか、私の実体験も含めて紹介していきたいと思う。
目次
不動産書籍でサラリーマン投資家は基礎を学習しよう。読書冊数の目安やおすすめは?
今やサラリーマンの不動産投資は一般的となり、書店でも不動産投資に関する書籍を数多く見つけることができる。不動産投資家、不動産業者、不動産コンサルタントなど著者の職業はさまざまであるが、まずは書籍を読み漁るのはとても重要である。
不動産関連書籍もレベルに応じて色々とあるが、自分が不動産投資に求めることをイメージしながら選んでいくと良いだろう。最初はわからないことも多いとは思うが、量をこなしてわからないことを勉強していくうちに知識がついていくはずだ。
読書はすぐにでもはじめられるので、少しでも不動産投資に興味を持った人は書籍を購入することろからはじめて頂ければと思う。物件購入前に最低でも30冊以上は読むことをおすすめしたい。30冊以上となると書籍代もそれなりにかかってくるが、これから数千万円、場合によっては数億円の不動産投資を行っていくと考えれば、書籍はコストパフォーマンスが良いと言えるだろう。
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セミナー参加でサラリーマン投資家は不動産の基礎を学習しよう。有料がおすすめ。無料は悪徳業者に注意。懇親会で大家仲間を見つけよう。
東京都内であれば不動産投資に関するセミナーは毎週行われているし、地方でも主要都市であればそれなりの頻度で行われているだろう。セミナーは無料のものから有料なものまでさまざまなものがあり、目的に応じて参加してみるといい。サラリーマン投資家の仲間を見つけるきっかけにもなるだろう。
無料のセミナーは一番参加しやすいものの、不動産業者の強引な営業で微妙な物件を購入しないようには注意する必要がある。特に知識がない初期の段階では。不動産業者がわざわざ時間とコストをかけて無料のセミナーをやるということは、その後の営業・販売で利益を回収できるから開催しているということを忘れてはならない。無料のセミナーに参加しても良いが、まずは勉強のために参加するという感じにしたほうが良いだろう。セミナーの内容もいかに業者が不動産を販売できるかという観点から、内容が構成されている。
有料のセミナーであれば基本的に強引な営業をされることはなく、微妙な物件を買うというリスクはかなり少なくなるだろう。基本的には有料のセミナーの方が内容は優れていると思うが、最初のころはいろいろなものに参加してみると良いだろう。
またセミナーの後には懇親会を開催しているセミナーも多く、そこでは大家仲間を作ることができ、実体験から有益な情報を得ることができるかもしれない。是非積極的に参加してみてほしい。
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利回り・積算価格・キャッシュフロー・借入残債など詳細を計算できるようにしよう。マネログがおすすめ。サラリーマン不動産投資家の学習方法。
書籍やセミナーなどで不動産の基礎を学んだら、利回りの細かい計算をしてみることをおすすめする。表面利回りからまずは検討に値する不動産物件を絞って、不動産業者から詳細な資料を取得してみよう。
利回りの詳細な計算はエクセルで行ってもいいし、インターネット上に優れた無料のソフトもある。私が使っていておすすめするのはマネログというサイト。無料で利用が可能だし、主要な数値を入れていけば表面利回り、実質利回り、積算価格、キャッシュフロー、借入残債など30年の長期で計算することが可能で非常に便利である。
⇒【サラリーマンが都心で不動産を購入する際の立地の考え方とは?】
⇒【サラリーマンが最初に購入するのは区分所有と一棟物件どちらがよいか?】
【サラリーマンの不動産投資の始め方】をわかりやすく解説まとめ
まずは書籍とセミナー参加で知識と経験を増やしていくことが重要である。不動産投資は高額であるため、最初失敗してしうと、リカバリーするのがとても難しいので、不動産業者に言われるがまま購入するのではなく、自分でしっかりと詳細を計算できるようになってから、物件購入を検討するようにしよう。
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