サラリーマンで自己資金がある程度あるのであれば、一棟収益不動産の購入を検討することをおすすめする。
ある程度の自己資金とは、物件の金額によって変わってくるのだが、5,000万円~1億円程度のものを狙っていくのであれば、1,000万円以上あることが望ましい。
今後はスルガ銀行の不正融資問題を受けて、銀行融資はますます厳しくなっていくことが予想されるので、今までのようなオーバーローンやフルローンを受けるのは難しくなるだろう。
ここではサラリーマンのおすすめの一棟収益不動産、選び方についてみていきたいと思う。
⇒【利回りの詳細をわかりやすく解説】
⇒【サラリーマンが好条件の融資を受ける方法】
物件を探す際の利回りの目安
まず物件を探すのであれば、利回りを見て物件を絞っていくこととなる。
利回りは「年間の家賃収入 ÷ 物件価格」で算出することができ、利回りの数字でその物件のだいたいの収益性を評価することが可能となる。
利回りの水準はエリア、建物の構造、築年数によって変わってくるので、一概にこれくらいが良いというのは言えないが、一つの目安として10%を狙っていくと良いだろう。
ただ都内であれば10%を超える物件というのはなかなか出てこないので、あまり物件候補がない場合には多少目線を下げて探しても問題ない。
最終的に指値をすることで目標の利回りまで持っていける可能性もあるので、まずは多くの選択肢のなかから選んでいくのが良いだろう。
⇒【利回り・賃貸需要と物件の選び方】
⇒【積算価格・出口戦略と物件の選び方】
物件を探すのと同時に銀行開拓
一棟収益不動産を購入する場合には、銀行から融資を受けることになる。
そのため物件を探すと同時に、銀行の開拓もしておいた方が、いざ買いたいと思った物件が見つかったときにスムーズに進めることができるだろう。
ただいきなり飛び込みで銀行に行っても相手にしてもらえなかったり、不動産融資担当につないでもらえなかったりするので、できれば紹介を受けたほうが良い。
知り合いの不動産投資家がいればその人から、いなければ不動産業者から紹介してもらうこともできる。
紹介してもらったら自己紹介の資料(自分のプロフィール、金融資産、年収などの属性資料)を作って、一度銀行員と面談してみると良いだろう。
面談することによって銀行の考え方や融資に対する姿勢を把握することができ、無理な融資を申し込むことが無くなるだろう。
面談の前にはその銀行の特徴についてはできる限り情報収集をしておくことが望ましい。
⇒【銀行が融資する際に審査するポイント】
⇒【サラリーマンの銀行融資限度額の目安】
気になる物件があれば資料請求し、現地視察
物件の探し方と銀行開拓ができれば、あとは実際に購入する物件を見つけるだけである。
最初はなかなか希望するようなものが見つからないと思うが、時間をかけて根気よく探していくことが重要となる。
最初に触れたようにまずは利回りで探しながら、気になるものがあれば詳細な資料を取り寄せて収益計算を行う。
それで問題なさそうであれば実際に物件を見に行って、買付申込をするのか決定する流れとなる。
⇒【東京と地方どちらに不動産物件を購入すべき?】
⇒【サラリーマンに適した不動産投資スタイル】
まとめ
サラリーマンが一棟収益不動産を購入するのであれば、1,000万円程度の自己資金があるのが望ましい。
これより大幅に銀行から融資を受けるのは難しいし、万が一受けられたとしても破綻のリスクが高くなるので、やめたほうが良いだろう。
物件については利回りを重視して探しながら、同時に融資を受けられそうな金融機関の開拓も必要になってくる。
なかなか希望するような物件は見つからないと思うが、根気よく探していくことが重要だ。
<こんな記事も読まれています>
⇒【不動産投資の立地の考え方】
⇒【最初に買うのは区分所有と一棟物件どっち?】
⇒【区分所有の問題点、おすすめしない理由】
⇒【不動産投資マンション営業の実態】
⇒【一棟ものに必要な自己資金の目安】
⇒【木造とRC、どちらを購入すべきか?】
⇒【賃貸付けがしやすい建物の構造】
⇒【現地視察・訪問する際に注目すべきポイント】
⇒【2019年の収益不動産市況を予想】
⇒【サラリーマンに必要な頭金はいくら?】
この記事へのコメントはありません。