サラリーマンで不動産投資を行う人が増え、それに伴って都内では毎週多くのセミナーが開催されるようになっている。セミナーには無料のものから有料のものがあり、内容も多岐にわたる。
これから不動産投資をはじめようと思っている人にとって、不動産投資セミナーは情報収集としてとても有益になる可能性がある一方で、不動産業者の押し売りに負けて市場価格より割高で物件を購入して失敗してしまう投資家も少なくない。
ここでは不動産投資セミナーに参加する際に注意すべき事項について説明していこうと思う。
目次
無料の不動産セミナーでの押し売りの要注意。業者の利益が大きい物件を割高に販売される可能性も。
不動産投資セミナーに参加する側にとって、無料のセミナーの方が参加しやすいと思う。しかしながら、その不動産セミナーを不動産業者が主催している場合、最終的には不動産物件の販売を行うことによって、セミナーの費用を回収しようとしているということは理解しておく必要がある。
無料より高いものはない、という言い回しがあるように、無料セミナーに参加して割高な物件を購入して失敗する投資家は多い。セミナーに参加する立場としても、無料で有益な情報を得られたのだからという気持ちが生じてしまい、不動産業者はその気持ちに付け込んで魅力的な言葉を並べ、利益が大きく乗っかった物件を販売しようとしてくるのである。
無料の不動産セミナーで経験を積んだり、知識を得たりするのは有益ではあるが、押し売りなどが不安な場合は、不動産業者以外が開催する有料のセミナーに参加した方が良いだろう。
メリットばかりを強調する不動産投資セミナーには要注意。初心者に良い条件の物件が回ってくることはない。
不動産投資セミナーでメリットばかりを強調している場合には注意が必要である。誰もが条件の良い物件を購入したいとは思っているものの、初心者のそのような物件が回ってくることはまずないだろう。
もし魅力的なメリットばかりであれば、そういう不動産物件は販売せずに自社で保有するはずである。どのようなデメリットやリスクがあるのかはしっかりと把握した上で、検討しなければならない。
不動産業者は多くの人がその物件に興味があり、今決断しないと売り切れてしまう、この利回りは今の市況ではない、という感じで購入を煽ってくるが、ほぼ全ての物件に対してそのようなことを言っているので、鵜呑みにしないほうが良い。
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難しい単語を並べる不動産セミナーには要注意。恥ずかしがらずに質問したり、自宅で調べたりしよう。
難しい単語ばかりの並べてわかりにくいセミナーにも要注意だ。不動産投資では多くの専門用語が登場するので、初心者にはわからない単語が多くなってしまう。
初心者にありがちなのが、知らないと恥ずかしいという気持ちが働いてしまって、知らない言葉に対しても知ったかぶりをしてしますが、そのような対応をしてしまうと、不動産業者の思い通りとなってしまい、割高の物件を購入してしまうリスクが高まる。
わからない単語があれば素直に聞くか、その場で即決しないで自宅に持ち帰って調べるようにすると良いだろう。
【不動産投資セミナー】に参加する際に注意すべき3つのポイントまとめ
不動産投資に興味があって、これからセミナーに参加しようと考えている人は、ここにあげたポイントを理解して参加するようにしてほしい。不動産投資では勉強することが多いので、早く楽してはじめようとすると失敗するので注意が必要だ。
是非しっかりとした知識を付けて、失敗しない不動産投資をしてほしいと思う。
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