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TATERU(タテル)が不正融資に関与。西京銀行に顧客の預金残高を改ざん・水増しして審査申込。三為業者だけでなく上場企業も。スルガ銀行からも融資を引き出していたか。

スルガ銀行の不適切融資問題で盛り上がりをみせている不動産業界であるが、ついに東証一部上場企業までもが不正に関与していることが明かになった。

今回不正が明かになったのはTATERUで、顧客の預金残高を改ざん・水増しして銀行に融資申し込みを依頼していたことが明かになった。

ここではTATERUの不正融資関与についてみていきたいと思う。

⇒【銀行融資二重契約オーバーローンについてわかりやすく解説

TATERU、預金残高改ざん・水増しで西京銀行へ融資申し込み。 

TATERUの不正融資観葉は2018年8月31日、日経新聞が報道した。

2018年4月にTATERUからアパート契約を締結した購入者は、預金残高が23万円程度しかないにもかかわらず、TATERUから西京銀行を紹介され、物件価格と諸経費を含めた約1億1,000万円の融資を受けられるとすすめられたという。

購入者はTATERUの担当者に預金残高の資料を提出し、2018年6月に西京銀行から融資審査を通過したことの連絡を受けた。

しかしながら、スルガ銀行の不適切融資問題で、書類が改ざん・水増しされて融資を受けていることが大きな問題となっていることに懸念を抱いた購入者は、西京銀行に詳細を確認したところ、預金残高が600万円水増しされていることが明かとなった。

これにより西京銀行との融資契約は解除となり、購入者はTATERUとのアパート契約も解除。

手付金として50万円を支払っていたことから、TATERUは購入者に対して手付解除として手付金の倍額となる100万円の支払いを行った。

⇒【スルガ銀行が不動産業者から好まれる理由とは

TETERU、不正融資関与の報道内容認める。西京銀行を利用した理由とは?スルガ銀行との関与の可能性は? 

この報道を受けてTATERUは2018年8月31日にニュースリリースを行い、報道内容が事実であることを認めた。

西京銀行は日本国内だけでなく、海外向け不動産対しても融資を行っているようで、ここ最近積極的に不動産向けの融資に力を入れていたようだが、西京銀行を利用している投資家というのはほとんど聞いたことがない。

不正融資が横行していたスルガ銀行をはじめとして、原本の確認を行わずに改ざんした書類で融資審査を行う銀行は限られており、その中で西京銀行を使っていたTATERUは、他の銀行でも同様に不正を行っていた可能性が高いと言えるだろう。

おそらく2018年に入ってスルガ銀行から融資を引き出すことが難しくなったことから、西京銀行など他の銀行を積極的に利用して、アパートの販売を行っていたのではないだろうか?

⇒【スルガ銀行金利交渉のチャンス?不適切融資1兆円

TETERUが契約した不動産と西京銀行の融資詳細とは【2018年9月3日追記】 

TATERUが販売しようとしていた物件と西京銀行の融資の詳細が明かになったので追記する。

愛知県名古屋市の新築木造アパートで、1LDKが9部屋、価格は1億1,800万円、利回りは6.42%(年間家賃収入約757万円)。

これに対して西京銀行からの融資は金利2.55%、期間は35年で融資金額は1億1,300万円で、残金は他の金融機関から借り入れする計画だったそうだ。

イールドギャップ(利回り-金利)はできれば7%以上は欲しいところであるが、3.87%と低く、知識のある人であれば購入すべき物件ではないことが明かであろう。

キャッシュフローを見ていくと月々の家賃収入は63万円。

銀行借り入れを諸経費4%(TATERUが売主のため仲介手数料はかからないという前提)込みでオーバーローン1億2,300万円を35年2.55%とすると、月々の返済は約44万円。

返済比率は50%以下が望ましいとされているが、返済比率は約70%。

木造アパートで35年という耐用年数オーバーの融資期間で借り入れしてこの返済比率は破綻する可能性が極めて高いと言えるだろう。

最終的にこの物件は購入しなかったとのことだが、TATERUは相当割高な物件を販売していた可能性が高く、今後「かぼちゃの馬車」のような問題に発展するかもしれない。

⇒【スマートデイズ黒幕・佐藤太治とは

大手不動産会社も不正融資に関与していた可能性は? 

預金座高の改ざんを行っていたのは、中間省略登記や二重契約を得意とする三為業者だけかと思われていたが、今回は東証一部上場企業であるTATERUも行っていたということに驚いた人も多いことだろう。

これで他の大手企業も不正融資に関与していた可能性が高くなったかもしれない。

TATERUのような上場企業が書類の改ざん・水増しを行って不動産の販売を行っていたとなると、他の不動産業者も同様のことを行わないと業績や売り上げに大きな差がついてしまう。

本来であれば上場企業はコンプライアンス順守のために不正行為が起こらないような体制が整えられているはずであるが、TATERUの一件でコンプライアンスよりも利益重視で営業を行っていた可能性は否定できない。

今後も他の不動産業者の動向に注目していきたい。

⇒【二重売買契約オーバーローンの詳細をわかりやすく解説

TATERU(タテル)が不正融資に関与まとめ 

現在明かになっているTATERUの不正融資関与は、西京銀行の1件だけであるが、今後調査が進めば他の銀行も含めて多くの案件で不正が行われていたことが判明する可能性が高そうだ。

スルガ銀行の不適切融資問題をきっかけとして、多くの不動産関係者の不正関与が明かになるかもしれず、引き続き注目していきたい。

不動産市場に与える影響はかなり大きそうだ。

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