注目の記事 PICK UP!

【オーナーチェンジ】をわかりやすく解説。メリット・デメリットは?

「オーナーチェンジ」とは、入居者が付いたまま不動産物件を売却することを言う。

不動産の所有者(オーナー)が変わる(チェンジする)ことからこのように呼ばれる。

ここでは「オーナーチェンジ」についてみていきたいと思う。

⇒【「SRC」のメリット・デメリットは?
⇒【「S造(重量鉄骨)」のメリット・デメリット

「オーナーチェンジ」で不動産投資をするメリット 

「オーナーチェンジ」は不動産を購入する側からすれば、新規に入居者を見つける必要がないので、取得と同時に家賃収入を得られるというメリットがある。

投資用のワンルームマンションでは「オーナーチェンジ」で売買されることが多いし、一棟マンションやアパートでも全部屋満室ではなくても、ほとんどが入居しているというケースが多い。

不動産投資を始めて行う初心者は、「オーナーチェンジ」物件を中心に探していった方が安心だろう。

ただ空室の不動産の方が安く買える可能性がもあるため、数か月の空室損を見込んでもメリットがあるのであれば、「オーナーチェンジ」にこだわる必要はない。

⇒【木造とRC、どちらを購入すべきか?
⇒【賃貸付けがしやすい建物の構造

「オーナーチェンジ」で不動産投資をする際の注意点 

「オーナーチェンジ」は入居者がいるというメリットがある一方で、多くの投資家からの需要があるため、価格が高くなりやすいという側面もある。

そのため転売を行う不動産業者は、高額な広告費やフリーレントで強引に入居者を付けて、売却価格を吊り上げている場合もあるので注意したい。

これを見抜くためには、レントロールの入居年月日と、近隣の家賃相場を調べる必要がある。

もし直近で入居した人が多く、他の部屋や近隣の家賃相場よりも家賃が高額だった場合には、強引に入居者を集めたことを疑った方が良いだろう。

入居年月日はレントロールに記載されていない可能性もあるので、必ず不動産業者に聞いたり、賃貸契約書で確認するようにした方が良い。

⇒【レントロールの見方や注意点
⇒【「カーテンスキーム」を解説

不動産売却価格を高くする方法 

もし不動産物件を売却する場合、投資家向けであれば「オーナーチェンジ」の方が高くなる可能性は高いだろう。

不動産賃貸経営ではいつでも高値で売却できるように、なるべく高い家賃で入居者を付けておいた方が良い。

最近の不動産投資では積算価格(建物の残存価値+土地値)よりも収益還元法(利回りから逆算)で価格が決まるケースが多い。

例えば年間の家賃収入が100万円の不動産で、そのエリアの平均利回りが10%であれば売却価格は1,000万円となる。

もし月々1万円高く貸すことができれば、年間の家賃収入は112万円となって、売却価格は1,120万円にまで上昇する。

数か月の広告費を上乗せしたり、フリーレントを付けてでも家賃を高くした方が良いのはこのためである。

⇒【不動産投資マンション営業の実態
⇒【一棟ものに必要な自己資金の目安

まとめ 

「オーナーチェンジ」についてまとめると、入居者が付いたまま不動産を販売することを言う。

購入者は取得と同時に家賃収入を得れるメリットがあるが、購入希望者も多く価格は割高になってしまう可能性が高い。

不動産業者は高く販売するために強引に入居者を付けているケースがあるので注意しよう。

反対に物件を販売する場合には、少しでも高い家賃で入居者を付けるように意識する必要がある。

<こんな記事も読まれています>

⇒【不動産でサラリーマン卒業は可能?
⇒【中古と新築どちらがおすすめ?
⇒【奥さんを社長にして節税する方法
⇒【公庫は初心者におすすめ?
⇒【低年収サラリーマンの不動産投資
⇒【サラリーマンで破綻する人の特徴
⇒【サラリーマンにフルローンはおすすめ?
⇒【マイナンバーで会社に不動産投資がばれる?
⇒【不動産投資を始める前に読むべき本5冊
⇒【法人化で合同会社が人気の理由

関連記事

  1. 【違約手付】をわかりやすく解説。売買契約不履行時の手付金の取扱いはどうなる?

  2. 2019年不動産価格下落・銀行融資引き締めの状況でサラリーマン投資家がやるべきことを解説

  3. 三為業者の詳細をわかりやすく解説。中間省略登記・二重契約・家賃改ざん(カーテンスキーム)で銀行融資を…

  4. 不動産投資で連帯保証人は必要なのか?連帯保証人なしで銀行から融資を受ける方法とは?結婚している場合は…

  5. 収益不動産が売れない・売却できない場合の対処方法をわかりやすく解説。

  6. 【不動産物件を高く売却する方法】専任専属媒介契約と一般媒介契約どちらが有利か?売却を依頼する際にはレ…

  7. 不動産物件購入時・保有中・売却時に発生する費用・諸経費一覧を初心者にわかりやすく解説。損益やキャッシ…

  8. 【家賃・契約更新料交渉】の方法や可能性をわかりやすく解説。大家は退去されるより減額した方が良い?新築…

  9. 人口減少と少子高齢化が不動産投資市場に与える影響とは?人口減少に対する国の対応や、移民の流入の可能性…

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

最近の記事

人気記事

アーカイブ

PAGE TOP