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賃貸契約で初期費用を安くする方法。不動産業者が入居者に過剰請求、中抜きしている項目一覧

「アパマンショップ平岸駅前店」の爆発事故をきっかけとして、消毒料・クリーニング代として入居者に対して多額に費用請求を行っていたが、作業はスプレー缶のみだったことが話題となっている。

それ以外にも不動産業者が入居者に過剰請求しているものとして、「家財(火災)保険」「保証料」「鍵交換費用」「24時間かけつけサポート」「原状回復費用」があり、その詳細についてみていきたいと思う。

⇒【「アパマン」クリーニング代を不正請求?
⇒【消毒料の返金交渉は可能?

「家財(火災)保険料」 

「家財(火災)保険」は不動産業者から紹介されたものに入るのが一般的だと思うが、2年間で2万円程度の費用がかかる。この費用について疑問に思ったことがある人はいないと思うが、この費用には不動産会社へのキックバック約50%が含まれている。

「家財保険」は自動車保険と同じく任意の保険であるため、好きな保険会社と契約することができる。さすがに入らないと入居ができない可能性が高いが、自分でインターネットで探せば1万円以下で加入できるものを見つけることができる。

⇒【管理会社の収益構造を解説

「保証料」 

賃貸契約時には保証会社利用が必須となっていて「保証料」を支払うケースがあると思うが、これも「家財保険」同様に不動産業者へのキックバックが入っていて割高になっていることが多い。費用の相場としては家賃1ヶ月分の50%~100%。

もし自分で保証会社を見つけることができれば、安く抑えられる可能性がある。

「鍵交換費用」 

「鍵交換費用」は基本的に入居者負担で費用は1万円から2万円であることが多いと思う。ただこの費用を交渉することができるかはわからないが、高い場合には指摘してみると安くなる可能性があるかもしれない。

鍵自体の費用は4,000円程度で、インターネットで業者を探せば取り付け費用込みで、8,000円くらいで対応してくれるところを見つけることができる。

鍵交換についてはセキュリティー面から交換する人が多いが、気にならないのであれば交換しないという選択肢もある。だがその場合は前入居者が鍵を持っていて、侵入されるリスクがある。

⇒【管理会社の業務内容や手数料相場

「24時間かけつけサポート」 

入居中にトラブルが発生した際に対応できるよう「24時間かけつけサポート」というのがあり、大家が払うケースと入居者が払うケースが存在する。費用の相場としては1,000円前後であるが、この50%程度が不動産会社にキックバックされている。

この費用が入居者負担の場合、まず交渉することは不可能だと思われるが、知識として知っておくのは良いだろう。

⇒【管理会社は大手と地場どちからおすすめ?

退去時の「原状回復費用」 

退去時には契約に基づき「原状回復費用」を負担するケースもあると思うが、この費用も割高に設定されていることが多い。入居者が負担する代表的なものとして、壁紙や床の張替え費用がある。

壁紙の場合は㎡あたり1,000円を超えていたら高いと考えたほうが良いだろう。床に関しては色々なパターンがあるので難しいが、クッションフロアの場合は㎡当たり2,500円を超えていたら高い。

入居時の契約書に単価が定められている場合があるので、契約時にしっかりと確認した方が良い。尚、入居者が負担する「原状回復費用」はそのまま大家に渡されることとなるが、不動産業者経由手配したリフォーム業者で工事を行うと、そこからキックバックが行われている。

⇒【リフォーム・原状回復は中抜きされている?

まとめ 

賃貸契約をする際に不動産業者に過剰に請求されている可能性があるものについてみてきた。ここにあるものすべてを安くすることはできないかもしれないが、知識があれば安く抑えることができるものもある。

引越には多額の費用がかかるので、少しでも安く済ませるようにした方が良いだろう。

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